レクサスディーラーで働く整備士の年収は?レクサスディーラーの整備士になるために必要なことも解説

レクサスディーラーは、トヨタの高級車ブランドである「レクサス」を専門的に扱うディーラーです。整備士に関しても、トヨタの独自研修を完了しなければ、レクサスディーラーの整備士として働くことはできません。

では、厳しい条件をクリアしなければならない、レクサスディーラーの整備士の年収はどのぐらいなのでしょうか。今回は、レクサスディーラーの特徴、整備士になるために必要なことなどを中心に解説します。

レクサスディーラーの特徴

レクサスの正規ディーラーは全国に約200店舗あります。レクサスディーラーの整備士の採用ハードルは非常に高く、トヨタディーラー整備士の目標となる存在です。

転職市場でも求人数が少なく、トヨタ独自の研修を受け、合格しなければなりません。そのため、整備士として高い技術が必要です。

また、高級車であるため、清潔感やビジネスパーソンとしての洗練された雰囲気が求められます。整備士としてだけでなく、ビジネスパーソンとしても成長できる可能性が高いです。

レクサスディーラーで働く整備士の年収は?

ここでは、レクサスディーラーで働く自動車整備士の年収目安について、他のディーラーや民間整備工場との比較も交えて確認していきます。

レクサスディーラーで働く整備士の平均年収  

レクサスディーラーで働く整備士の具体的な年収は公開されていません。しかし、トヨタディーラーの給料体型が反映されているケースが多くみられます。トヨタディーラー整備士よりも比較的給料が高いケースも多いとされています。
転職サイトでは、月収25〜35万円+インセンティブ+賞与で年収610〜650万円という求人があるなど高収入が期待できるでしょう。

他メーカーのディーラーとの年収比較  

レクサスディーラーの整備士の平均年収を600万円とした場合、他のディーラー各社と比較すると、140〜190万円程度高い傾向にあります。たとえば、あるディーラーでは、整備士の給料のレンジが18〜27万円+各種手当となっていました。

民間整備工場との年収比較

一般的に自動車整備士の平均年収は400万円程度です。そのため、レクサスディーラーとして、働く整備士の年収は平均より200万円程度高いといえます。

民間整備工場の場合は、無資格から補助として入職できるパターンもあれば有資格者でなければ応募できないパターンもあります。そのため、月収や年収の差が激しいことも多い状況です。指定工場や認証工場など、どのような整備内容を行うのかによっても、年収が前後する点も知っておきましょう。

レクサス系ディーラーの種類と購入できるレクサスの違い

ここでは、レクサスディーラーの6つの種類と特徴、購入できるレクサスの種類(新車、認定中古車、一般中古車)についてみていきましょう。

  • 1.レクサス店
  • 2.トヨタ店
  • 3.トヨペット店
  • 4.トヨタカローラ店
  • 5.ネッツ店
  • 6.トヨタモビリティ

1.レクサス店

レクサス店では新車のレクサスと認定中古車のレクサスを購入が可能です。認定中古車とは一定の品質をクリアした中古車で、以下のような独自の保証やサポートを受けられます。

  • G-link:緊急時のオペレーターサービス。2年間無料で使用でき、事故対応のレクサス緊急サポート24、セキュリティ対策のG-Securityなどがある
    ※2016年以前に生産した一部車両においては、2022年3月31日でサービス提供が修了
  • My LEXUS:WEB上やアプリで提供されているサービス。見積依頼や試乗予約をオンライン上で行える事に加え、所有する車の情報の閲覧・変更が可能

レクサスディーラーは対応が丁寧で、サービスの質が高い点も特徴です。整備士ではなく、接客を行う場合もトヨタ独自の研修をクリアしなければなりません。

2.トヨタ店

トヨタ店では、一般中古車のレクサスを購入できます。クラウンやセンチュリーといった高級車を扱っていた経緯から、富裕層や法人に強いディーラーと評価されています。全てのディーラーの中でも長い歴史を持つ点も特徴です。

3.トヨペット店

トヨペット店では一般中古車のレクサスを購入可能です。1956年に誕生し、元々アルファードやハイエースなど落ち着いた高級車を販売していました。熟年世代がメインターゲットとなっています。

4.トヨタカローラ店

トヨタカローラ店では一般中古車のレクサスを購入できます。メインターゲットは20代・30代のファミリー層です。店舗のインテリアやスタッフの服装は、家族連れが訪れやすいカジュアルな雰囲気となっている点も特徴です。

5.ネッツ店

ネッツ店では一般中古車のレクサスを購入可能です。トヨタオートとトヨタビスタを統合して、誕生したディーラーです。若年層や女性をメインターゲットとしています。

カローラ店と同様に、店内のインテリアは、カジュアルな雰囲気となっています。

6.トヨタモビリティ

全車種併売化がスタートした2020年から、複数のトヨタディーラーが統合されて生まれました。関東圏に多いディーラーです。法人・個人事業主に対してのカーリース、カーシェアリングに注力している点が特徴の一つです。
他のトヨタ系ディーラーと同様に一般中古車のレクサスを購入できます。

レクサスディーラーの整備士になるために必要なこと

ここでは、レクサスディーラーの整備士になるために必要な項目についてみていきましょう。

トヨタディーラーとしてスキルアップする

レクサスディーラーで働く整備士は、トヨタディーラーで働く整備士の中から優秀な整備士のみが選出されます。その後、独自の研修を受けて配属されるという流れです。転職する場合でも流れは大きく変わりません。そのため、レクサスディーラーで整備士として働くためにはまずトヨタディーラーに入社しなければなりません。

トヨタ独自の社内資格を取得する

トヨタディーラーの整備士としてのスキルや技術を向上させるために、以下5つの社内資格の取得を検討しましょう。

  • トヨタサービス技能検定:1~4級までの段階がある整備士用の資格
  • トヨタサービス業務検定:AからDまでの段階がある接客や人材育成のスキルを評価する資格
  • トヨタボデー検定:1から3級までの段階がある。ボディーの板金修理の技術や知識、機器の取り扱いなどを評価するための資格
  • トヨタエスティメーション検定:1から3級までの段階がある。事故車の受付対応やボディーの修理見積もり、保険処理などの資格
  • トヨタペイント検定:塗装に特化した資格

レクサスディーラーへの転職を検討する際は、整備士転職のプロに相談

レクサスディーラーへの転職を検討する際に、疑問や悩みなどを抱えた場合は、整備士転職のエキスパートに相談してみましょう。

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まとめ

今回は、レクサスディーラーで働く自動車整備士の平均年収について、解説してきました。レクサスディーラーは、相応のスキルや人間性を磨ける場だといえます。
ディーラーの種類ごとの特徴や扱う車種も参考にしたうえで、目標に合わせた転職を実現しましょう。